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rhLIF/rmLIF
rhLIF/rmLIF
Recombinant Human Leukemia Inhibitory Factor, Recombinant Mouse Leukemia Inhibitory Factor
組換えヒトLIF、組換えマウスLIF
概要
LIF (Leukemia Inhibitory Factor : 白血病抑制因子) は白血病細胞の増殖を阻害してマクロファージへの分化を誘導する因子として発見されたサイトカインで、IL-6ファミリーに属し、LIFR/gp130レ セプターを介して、JAK1、JAK2を活性化します。LIFはTリンパ球、単球、マスト細胞、神経細胞など多種類の細胞で発現しており、マクロファージ の分化誘導以外にも、胚着床、神経細胞の伸展、骨代謝、甲状腺機能、造血細胞の増殖など様々な機能があることが知られています。
LIF はマウスES/iPS細胞の未分化性を維持する機能を持つと共に、近年、ヒトLIFはヒトiPS/ES細胞をナイーブ化するために必要な因子の1つとしても注目されています。
弊社の組換えヒト及びマウスLIFは、独自の組換え蛋白質大量生産技術により産生したものです。
製品仕様
由来 : ヒト
分子量 : 20.8 kDa (Hisタグ融合蛋白質)
濃度 : ≥ 1 mg/mL (PBS, 1 mM EDTA, 1 M NaCl)
純度 : ≥ 95 % (SDS-PAGE)
エンドトキシンレベル : ≤ 0.1 EU/μg
保存 : 冷凍 (-70 ℃以下)
由来 : マウス
分子量 : 20 kDa
濃度 : ≥ 1 mg/mL (PBS, 1 mM EDTA, 1 M NaCl)
純度 : ≥ 95 % (SDS-PAGE)
エンドトキシンレベル : ≤ 0.1 EU/μg
保存 : 冷凍 (-70℃以下)
基礎データ
マウスES細胞におけるアルカリフォスファターゼの活性比較
マウスES細胞(EB3)をゼラチンコートプレートにてLIFを含む培地で7日間継代培養した。細胞を固定した後にアルカリフォスファターゼ染色を行った。
LIFを 10 ng/mL含む培地にて培養した細胞
LIFを含まない培地にて培養した細胞 |
ERK リン酸化による活性比較
弊社 B社 (-) mLIF mLIF |
弊社 B社 (-) mLIF mLIF |
||
P-ERK1/2 | P-ERK2 → P-ERK1 → |
||
ERK1/2 | ERK2 → ERK1 → |
1x105個の3T3-L1細胞をプレートに播種し、翌日、無血清培地へ培地交換した。24時間インキュベート後、10 ng/mL LIFで10分間刺激し、WesternBlot にてERK1/2のリン酸化を確認した。
関連キーワード
再生医療、ES/iPS関連、組換えタンパク質・抗体等
参考文献
1.Hilton D. and Gough M. (1998). Cytokines, chapter 20, 277-288. Academic Press Limited.
2.Miyaoka Y. Tanaka M, Naiki T, Miyajima A(2006). J Biol Chem.281(49):37913-20.
3.Laurence Dahéron1, Sarah L. Opitz1, et al. (2004) STEM CELL.S22(5):770–778
4.Jessica C Hogan and Jacqueline M Stephens(2005) J Endocrinol.185,485-496
5.Stephens JM,Lumpkin SJ et al.(1998) J Biol Chem.;273(47):31408-16.
6.Gafni O, Weinberger L et al.(2013) Nature;504(7479):282-6.
関連製品
ダウンロード資料
お問い合わせ
Recombinant Human Leukemia Inhibitory Factor
包装 | 製品番号 |
---|---|
20 μg | 47076000 |
200 μg | 47077000 |
Recombinant Mouse Leukemia Inhibitory Factor
包装 | 製品番号 |
---|---|
20 μg | 47080000 |
200 μg | 47081000 |
※バルク注文については営業部、ホームページまでお問い合わせください。
※本品は研究用試薬であり、医薬品ではありません。