血中NAD測定キット (酵素法)

概要

 NAD (Nicotinamide Adenine Dinucleotide)濃度は加齢とともに減少しますが、前駆物質のNMNなどの投与で体内NADが補填されると、さまざまな生理的機能を維持・改善できる可能性があることが、近年の研究で報告されています1, 2, 3
 老化研究において血中NAD濃度は老化の指標となりうることが期待されますが、生体試料中のNADは非常に不安定であるため、正確な測定は困難でした。本キットは、弊社が開発した「生体試料中のNADを安定化する技術」を応用し、正確かつ簡便にNAD濃度を測定できるようにしたものです。

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製品特長

・ 採血後の血中NADを安定化。

・ 血中NAD濃度を測定するのに十分な測定範囲 (2-200 µmol/L)。

・ 酵素反応によりNADを検出する方法で、吸光マイクロプレートリーダーで測定できます。

・ 検査室などで使われる汎用の自動分析装置での測定にも使用できます。

測定原理

本キットは酵素サイクリング法に基づく測定法を利用しています
 

性能

・測定範囲 2~200 µmol/L

・測定検体 全血(EDTA加)
   ※ 血清・血漿中NAD濃度は検出限界以下のため、本キットでは測定できません。

・測定波長 450 nm

測定手順

測定例

老齢モデルマウスの血中NAD濃度測定

使用動物 : C57BL/6J-Aged ♂ (ジャクソンラボラトリージャパン株式会社)

キット構成

※ NAD標準液は別売となりますのでご注意ください。

※ 本製品は研究用です。診断用途にはご使用できません。

関連キーワード

老化、加齢、エージング、加齢性疾患、NAD、NMN、サーチュイン、Sirtuin、SIRT、Agedマウス

お問い合わせ

  製品名 包装 製品番号 備考

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血中NAD測定キット(酵素法)

NAD標準液は別売となりますのでご注意ください

100 tests 49195900 保管温度:1~10 ℃
有効期限:製造後1年
血中NAD測定キット(酵素法)
サンプリングチューブ
30 本 49197900 保管温度:1~10 ℃
有効期限:製造後1年
NAD標準液 3 mL 49198900 保管温度:-20 ℃
有効期限:製造後1年

参考文献

1. Irie J., et. al. (2020) Endcr J. 67:153-160
2. Yoshino M., et. al. (2021) Science 372:1224-1229
3. Yamaguchi S., et. al. (2024), Endcr J. 71:153-169

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ダウンロード資料

血中NAD測定キット(酵素法) リーフレット(日本語)

本品は研究用試薬であり、医薬品ではありません。