MAT法(単球活性化試験)

MAT法はヒト単核細胞を用いて炎症性サイトカインを検出するin vitroパイロジェン試験法で発熱性物質性試験法の代替法であり、欧州薬局方に収載されている試験法です。当社ではMAT法による発熱性物質試験の受託サービスをnon-GMP試験にて実施いたします。

製品に関するお問い合わせ

MAT法 概要

MAT法(Monocyte Activation Test:単球活性化試験)とはヒト単核細胞(pMAT細胞)への薬剤添加後の免疫反応を検出することでパイロジェン*の有無を評価する方法です。
パイロジェンによる刺激により、ヒト血液単球から放出される炎症性サイトカイン(IL-6)の検出に基づいて評価が行われます。
リムルス試験(Bacterial Endotoxin Test:BET)では測定できない非エンドトキシン性パイロジェンの測定が可能であり、医薬品または医療機器等を幅広くエンドトキシン並びに非エンドトキシン性パイロジェン(NEPs)の検出を行うことが可能です。

*パイロジェン
ヒトに対して発熱性を引き起こす物質は発熱性物質(Pyrogen:パイロジェン)と呼ばれています。
パイロジェンには、化学的発熱物質、細菌性発熱物質、内因性発熱物質、その他発熱物質が報告されています。

EU公定法による発熱性物質の検出方法比較

●:適している ◎:限定的

  MAT
MAT法
(単球活性化試験)
RPT
発熱性物質試験
BET
エンドトキシン試験
パイロジェン エンドトキシン
その他の細菌  
酵母・真菌  
ウイルス、DNA、RNA  
粒子    
検体における制限 脂質  
タンパク質  
血清療法  
細胞治療  
免疫原性生物製剤  
ワクチン
コントロール  
発熱作用 ヒト 哺乳類 エンドトキシン

お問い合わせ

試験内容 品番
MAT法 MAT法

関連キーワード

パイロジェン試験、発熱性物質試験、品質管理試験(GMP試験)

製品に関するお問い合わせ創薬研究支援受託