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hP53-mAb (Pab122)
hP53-mAb (Pab122)
Anti-Human P53 Monoclonal Antibody clone Pab122
抗ヒトP53モノクローナル抗体 (Pab122)
概要
本製品は、組換えヒトp53 蛋白をマウスに免疫後、マウスの脾臓細胞とマウスミエローマ細胞を融合して得られたハイブリドーマを無血清培養し、培養上清からProteinGによりアフィニティ精製をしたものです。
p53は、 転写因子として働き、染色体損傷を受けた細胞内での細胞周期進行の停止を制御(遺伝子修復酵素の活性化・アポトーシス誘導能)します。p53 遺伝子に点変異が生じると機能を失い、様々な腫瘍の原因となります。一般的には、癌化した細胞ではp53 濃度が5-1,000倍に上昇します。これは変異型p53 の半減期が野生型に比べて長い(20分→4時間)ことに起因します。P53 は核に局在しますが、変異型の場合では細胞質と核に分散して存在することもあります。
血中抗p53 自己抗体とp53 遺伝子の変異には、相関があるとの報告があります。P53 遺伝子の変異と初期癌の有無に相関があることから、血中抗p53抗体は臨床検査に利用されています。
製品仕様
サブクラス: マウス IgG2b
交差性 : ヒト (以外は未評価)
エピトープ: p53蛋白 C 末端領域
製品形態 : 精製抗体/PBS(-)溶液
保存条件 : 冷凍 (-70℃以下)
濃 度 : 0.8-1.2 mg/mL (Abs. 280 nmより換算)
純 度 : 90% 以上(SDS-PAGE)
品質規格 : IHCで反応性を確認しています。
容 量 : 100 μg
※本製品はロット毎に製品仕様項目を品質確認ずみです。
基本データ
Fig.1, Fig.2 乳癌組織(パラフィン切片)免疫染色 中拡大像:
癌部の細胞において、核に特異的に染色が観察された。
その他の部分への非特異的染色はなかった。
(写真提供:市立奈良病院 病理部 今井俊介先生)
関連キーワード
癌領域、癌、組換えタンパク質・抗体等
参考文献
Bartek et al., Oncogene, 5: 893, (1990)
Shimada H. et al., Cancer 97, 682 (2003)
Hollstein et al., Science, 253: 49, (1991)
Lane,D.P., Nature, 358: 15, (1992)
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お問い合わせ
包装 | 製品番号 |
---|---|
100μg | 47004000 |
バルク | - |
※本品は研究用試薬であり、医薬品ではありません。