RANKL-MCA

RANKL-MCA
Anti-Human Receptor Activator of NF-κB Ligand Monoclonal Antibody, Anti-Mouse Receptor Activator of NF-κB Ligand Monoclonal Antibody
抗ヒトRANKL抗体、抗マウスRANKL抗体

概要

Receptor activator of NF-κB ligand (RANKL)は、TRANCE、 OPGL、 ODFとも呼ばれ骨芽細胞、活性化T細胞等で発現するTNFファミリーに属するサイトカインです。破骨細胞に発現するRANKに結合することで破骨細胞への分化を誘導します。RANKLは破骨細胞前駆細胞や未分化な樹状細胞などに発現するRANKに結合し破骨細胞への分化やT細胞の増殖を誘導します。

弊社マウスRANKL中和抗体を用いた共同研究がNature電子版2010年4月11日号(Labat et al.)に掲載されました。

製品仕様

組換え蛋白 vv由来 分子量 濃度 製品番号 サイズ
Human
sRANKL
ヒト 47 kDa 1mg/mL 47187000 20μg

抗体製品 用途 サブクラス 交差性 製品番号 サイズ
Anti-Human RANKL
Monoclonal Antibody
WB
ELISA
マウス
IgG1k
ヒト 47254000 100μg
中和 マウス
IgG1k
ヒト 47102000 100μg
FACS マウス
IgG2bk
ヒト 47105000 200μg
Anti-Mouse RANKL
Monoclonal Antibody
WB
ELISA
FACS
ラット
IgG2a
(OYC2)
マウス 47103001 200μg
WB
ELISA
FACS
中和
ラット
IgG2a
(OYC1)
マウス 47104001 200μg

基礎データ

Fig.1:

RAW264 及び骨髄由来マクロファージにsRANKLを終濃度5nMにて破骨細胞分化を誘導した。酒石酸耐性酸フォスファターゼ(TRAP)染色像。赤く染色された多核の巨大な細胞が破骨細胞。

Fig.2:

7週齢のC57BL/6にsRANKLを1-2mg/kgの容量で腹腔内投与し新たな骨量減少症モデルマウスを作製した。写真は、50時間で作製した骨量減少症モデルマウスの大腿骨の3Dイメージ(上)と50時間後の脛骨のTRAP染色像(下)

関連キーワード

骨関節系領域、免疫・炎症・アレルギー領域、癌領域、骨祖しょう症、関節リウマチ、関節炎、癌、組換えタンパク質・抗体等

参考文献

  1. Asselin-Labat, M.L.. Et al.(2010) Nature 465:798-802   
  2. Yasuda, H. (2013) World J Orthop. 4: 207-217
  3. Yasuda, H. et al.(1998) Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 95:3597-3602
  4. Nolan E. et al.(2016) Nat Med. 22:933-939
  5. Shinohara, M. et al.(2008) Cell 132:794-806
  6. Yasuda, H.(2021) J Bone Miner Metab. 39:2-11
  7. Tomimori, Y. et al.(2009) J.Bone Miner.Res. 24:1194-1205
  8. Furuya, Y. et al.(2011) J.Biol.Chem. 286:37023-37031

本品は研究用試薬であり、医薬品ではありません。