本製品は精製組換えヒトLaminin-5β3鎖をマウスに免疫後、マウスのB細胞とマウスミエローマ細胞を融合して得られたハイブリドーマを無血清培養し、培養上清からProteinGによりアフィニティ精製をしたものです。

Laminin- 5はα3、β3、γ2のサブユニットで構成される十字架状の構造を形成する細胞外マトリックス（ECM）タンパク質で、皮膚、肺等の基底膜に局在しています。Laminin-5は他のECM分子と比較して非常に高い細胞接着活性、細胞運動活性、神経突起伸展活性を促進します。

用途：　ウェスタンブロット、免疫染色
サブクラス：　マウスIgG1λ
交差性：　ヒト
製品形態：　精製抗体　PBS (0.05％ NaN₃含有)
保存条件：　冷凍( -70℃以下)
濃度：　0.8-1.2 mg/ml
純度：　＞95%
容量：　100μg

■非還元条件下での天然型ヒトLaminin-5
のWestern blot解析

抗体は0.5-1.0 μg/mLにて添加し、二次抗体として抗マウスIgG抗体で検出。

レーン左：　組換えヒトLaminin-5（OYC）　25ng
レーン右：　MKN-45培養上清500μl

*：　非切断型γ2鎖を含むヘテロ3量体
**：　切断型γ2鎖を含むヘテロ3量体

■ヒト皮膚組織におけるLaminin-5の免疫組織染色

A：　ヒト正常皮膚組織の基底膜染色。
B：　ヒト皮膚がん細胞染色。

データご提供
横浜市立大学大学院国際総合科学研究科　宮崎香先生